外壁リフォームと防水の関係とは?外壁工事には防水のための施工がある
投稿日 2023年6月6日
こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の柳沢です。
外壁リフォームをする際に、気になるのが防水対策です。リフォームと防水工事を別々に行う場合もありますが、今回は、リフォームによって防水が施される理由や防水のタイミングなどについて解説します。
外壁リフォームでは塗装の塗り直しや外壁材の修繕、張り替えなど、必要に応じた工事が発生します。このとき、防水の措置を施すのです。防水の施工には専用の防水工事からリフォーム中の防水にかかる作業まで、さまざまな場面で防水が実施されています。
では、なぜこの防水施工や防水工事が外壁リフォームには必要なのでしょうか。それには次のような4つの理由があります。
外壁リフォームに防水が必要な理由は、壁のひび割れ・雨漏りを防ぐことです。防水の措置が不十分な外壁では雨水にさらされて外壁が劣化し、ひび割れが発生しやすくなります。
例えば、木造の外壁では防水が不十分だと、外壁材が腐敗して、もろくなるのです。また、コンクリートを使った外壁では、セメント成分が溶け出して劣化を早めます。軽いひび割れだけでは雨漏りには達しませんが、劣化具合やひび割れ具合によっては、住宅の内部まで水が侵入することもあります。防水の施工をしっかり行うことで、ひび割れ・雨漏りを防ぐことにもつながるのです。
防水は、住宅にとって大きな意味を持ちます。外壁材や塗料といった外見的な部分だけでなく、外壁内部にも大きく影響するのです。
例えば、防水が不十分で湿気がこもり、シロアリ、カビ・こけ、建材の腐敗といった問題を引き起こします。シロアリは湿気の高いところに住み着きますし、一度住み着くと駆除するのは大変です。
カビは健康問題にも直結し、何より住宅の素材を内側から侵食します。以上は、生育環境が水気によって整います。これらを効率的に予防するのが外壁による防水の施工です。
使われた建材や工法にもよりますが、住宅には寿命が存在します。国内の住宅の多くは数十年の寿命が1つの目安ですが、メンテナンスや外壁材のリフォームなどで住宅の寿命は伸びることが知られています。
外壁材には住宅のさまざまな機能が備わっており、断熱や雨風を防ぐこと、紫外線の遮断、耐震性能など、外壁が人の暮らす住宅機能を支えているのです。しかし、外壁に水が浸透した場合、外壁材や内部がダメージを受けます。そこで、防水を施すことにより、外壁材や内部に水が浸透しないようにして、建材の劣化を防いでいるのです。
当然、外壁材が傷まないようにすることも可能です。住宅の寿命を伸ばすことは、住宅が本来もっている機能を保持することに繋がります。もし寿命が短くなって機能の落ちた住宅では、地震で崩落しやすくなったり、雨漏りしたりするようになるといった問題も想定されます。木造住宅に限らず、リフォーム時の防水対策は住宅寿命の観点からも不可欠といえるのです。
防水にはメンテナンス頻度を下げる効果が得られます。これは、外壁材や防水シート、塗料を使って施すことによって得られる効果です。
メンテナンスは外壁の診断を通じて補修や張替えを行うものですが、問題が起きやすくなると、メンテナンスの頻度も高まります。しかし、防水部分がしっかりしていれば、これらの問題を事前に防ぎやすくなります。これがメンテナンスの頻度を下げる理由です。
防水は一般的に塗料の性能で発揮すると考えられていますが、実はさまざまな場所に防水が施されています。以下の3つが代表的です。
まずは外壁材による住宅内部への浸水防止です。外壁材の種類にもよりますが、浸水しやすいものとそうでないものがあります。しかし、単純に外壁材という物理的な壁は、雨水等を防いで、中に入れない役目を果たします。
例えるなら、木の板1枚を頭上に抱えて、雨を防ぐイメージです。時間が経てば木の板にも水は浸透しますが、一時的なものではありますが物理的に防ぐことができます。そして、特にサイディングの外壁材の中でも金属や窯業などは防水に優れています。もちろん、外壁だけで水気を防ぐのは難しい事のほうが多いため、防水シートや塗料などの出番となります。
外壁材を張る前の工事・リフォームをする際に使われるのが防水シートです。外壁材の方である程度の水を防げたとしてもそれは完全ではありません。そこで、防水シートを建材の内側に入れて水の透過を防ぐという役割があります。
ここで、防水シートの種類について確認してみましょう。まず、防水シートで代表的なのが「透湿防水シート」と「アスファルト・フェルト」の2種類です。
➀「透湿防水シート」
透湿防水シートは、建物の外壁や屋根に使用される防水専用の素材です。雨水など水分の侵入を防いで、内部の湿気を外部に逃がす防水性能を有しています。もともとアスファルト・フェルトよりも通気性が高く、内側の結露を予防する目的で使われ始めたという経緯があります。そのため、建物内部の結露やカビの発生を抑制し、快適な住宅環境を維持する役割を果たします。
透湿防水シートの素材には、主にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなどが用いられます。そのうえで、一般的には多層フィルムや不織布、織布などを組み合わせて作られています。ただし、シートの厚さや透湿性能は、製品によって異なります。
➁「アスファルト・フェルト」
アスファルト・フェルトとは、主に屋根や外壁の防水材として使用される建築材です。フェルト素材として通常はガラスフェルトやポリエステルフェルトの表面にアスファルトを塗布し、さらに上面に骨材(砂や粒状の石材)を散布したものです。
性能として紫外線や温度変化に対する耐性があり、長期間の使用に適しています。そして、容易に防水シートを取り付けることができます。
外壁材や防水シートは住宅の内部に水を入れない重要な役目があります。しかし、その防水機能は、塗料によって強化されています。外壁材だけでは透水で材料そのものが傷んでしまうため、塗装することで外壁材に到達させないようにします。つまり、防水性能を発揮するというわけです。塗料の中には防水性能が外壁に向いているものとそうでないものがあり、例えば、「シリコン防水塗料」はシリコーン樹脂を主成分とする防水塗料で、高い耐熱性、耐候性、耐紫外線性を持っています。
また、塗膜が撥水性を持つため、建物に付着する汚れを防ぐ効果もあります。このように外壁の防水に防水塗料は適しています。塗料の性能を頼ることで、外壁材の劣化も同時に防げるのです。
防水を外壁に施すタイミングは、外壁リフォームの工事時や再塗装の時期などです。これは、防水を施すタイミングに適しているためです。
●防水シートの交換
●防水性能のある外壁材の張替え
●カバー工法による外壁材の追加
上記のタイミングで防水をすべきか見分けるのです。チェックポイントとしては、外壁内部の状況を診断したときに内部が傷んでいないかどうかや、雨漏りや性能低下などの具体的な住宅の症状がある場合、そして、塗料が剥がれかけている場合や外壁材にひび割れがある場合などです。
また、リフォーム後か施工中に追加で防水工事をすることで住宅の防水機能を高めることもできます。窓のサッシやベランダなどは別に防水工事も検討しておきましょう。
外壁リフォームと防水の関係について、リフォーム時に防水が必要な理由を解説しました。
防水はリフォームのさまざまな工程で行われており、防水シートや外壁材、塗料によってその防水性能が生かされています。
防水機能が弱くなってきたタイミングとしては、塗料が剥がれたり、外壁材の経年劣化やひび割れなどです。外壁リフォームを施すだけで、同時に防水機能を高めることができるでしょう。
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