外壁の仕上げいろいろ。それぞれの特徴やメンテナンス方法を一挙公開!
投稿日 2022年11月29日
こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、柳沢です。
みなさんのおうちの外壁にはどのような建材が採用されていますか?近年の住宅の外壁はタイルやサイディングボードという既製のパネルを貼って仕上げることが多いですが、吹き付けで仕上げた外壁にも根強い人気があります。それぞれの好みによって採用される外壁ですが、どんな外壁仕上げもメンテナンスがいらないというものは一つもありません。今回は外壁の仕上げの種類とそれぞれの特徴、外壁を長く大切に保つためのメンテナンス方法についてお伝えします。
外壁の塗装やリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてください。
外壁の仕上げの種類とそれぞれの特徴、メリット・デメリットをまとめました。特徴をあらためて知ることで、注意点などが把握できると思います。
あらかじめ工場でカットされた板状の建材を外壁に貼り付けて仕上げる方法です。デザインが豊富なので「レンガ風」「タイル風」「塗り壁風」など、さまざまな仕上げをサイディングボードで表現できます。サイディングボードは施工性も高く、現在の日本の住宅で最もポピュラーな外壁です。高温で焼き固めた窯業系(ようぎょうけい)、アルミニウムやガルバリウム鋼板を原材料とした金属系、樹脂系や木質系など種類が多いのも特徴です。
☆サイディングボードのメリット
・コストパフォーマンスに優れている。
・工場で生産されているため品質が安定している。
・工期が短くて済む。
・防火性に優れている。
・デザインのラインナップが豊富。
★サイディングボードのデメリット
・外壁にサイディングボードの継ぎ目ができる。
・ボード状なので災害や劣化によりひび割れを起こすことがある。
・サイディングボードの寿命は20年~40年だが、塗装やコーキング処理のメンテナンスが10年に1度程度必要。
磁気質やせっ器質の石や土を正方形や長方形に一枚ずつ高温で焼き固めた建材です。タイル一枚は小さなものですが、一枚ずつ貼るわけではなく、シート状やボード状にまとめられたものを接着して施工することがほとんどです。
☆タイルのメリット
・耐久性が高い。
・防汚性に優れている。
・高級感がある。
・デザインやカラーが豊富。
★タイルのデメリット
・採用時のコストが高い。
・災害や施工不良などが原因で落下する可能性がある。
・サイディングに比べると重い。石目調など重量のあるタイルを採用する時は壁にかかる荷重を考慮する必要がある。
引用:Panasonicより
モルタル外壁に、細かな砕石とセメント、樹脂、塗料を混ぜたものを、コンプレッサーを使って吹き付けます。ローラーやコテで施工しないため短時間で仕上げることができます。仕上げの表面はマットでざらざらとした砂壁のような仕上がりです。1960年代から80年代にかけてモルタル外壁の代表的な仕上げとして採用されてきました。
☆リシン仕上げのメリット
・コストパフォーマンスに優れている。
・透湿性・通気性に優れている。
・吹付の凹凸でモルタルの無機質な質感に温かみを出すことができる。
★リシン仕上げのデメリット
・塗膜が薄く、下地のモルタルの収縮に対応できないためひび割れしやすい。
・吹付の凹凸に汚れがつくと取れにくい。
・湿度の高い場所、北面などではカビやコケが発生しやすい。
モルタル外壁に石灰と水を原料にしたスタッコ材をコテやローラー、吹き付けなどで施工した仕上げです。吹き付ける工法では、リシン仕上げに比べると厚みや立体感のある仕上がりになります。コテやローラーを使って仕上げる工法では、意図的に扇形や四角形にコテ目を残し模様にするなど、技術者のスキルやセンスが光る仕上げになります。
☆スタッコ仕上げのメリット
・壁面に凹凸ができ、重厚感やオリジナリティを出せる。
・リシン仕上げに比べると耐久性が高い。
★スタッコ仕上げのデメリット
・凹凸があるため、汚れがつきやすい。
・塗り替えのコストがかかる。
・下地の劣化などにより塗膜が膨れることがある。
・職人のスキルによって仕上がりが左右される。
外壁仕上げそれぞれの耐久性やメンテナンス方法についてお伝えします。適切なタイミングでメンテナンスを実施すれば、外壁を長持ちさせることができますよ。
サイディングボードの寿命は20年~40年です。サイディングボードの継ぎ目のコーキングが劣化するとそこから雨水が浸入し、サイディングボードの劣化や雨漏りを引き起こす恐れがあります。10年に1度はコーキングのメンテナンスとサイディングボードの塗装をあわせて実施することがおすすめです。サイディングボードが寿命を迎えたら上から別のサイディングボードを重ねて貼ること(カバー工法)や、新しいサイディングボードに貼り替えることもできます。
タイルは採用時のコストが高いというデメリットがありますが、その後のメンテナンスはほとんど必要ありません。長い目で考えるとお得な外壁の仕上げとも言えるでしょう。主なメンテナンスとしてはタイル目地の補修です。大手ハウスメーカーのタイルでは目地のメンテナンスが不要と謳っている製品もありますが、外壁に接着させている以上は剥がれる可能性はゼロではありません。
リシン仕上げの耐用年数は使用する樹脂によって異なりますが、8年前後です。ひび割れを起こすと雨水が侵入してモルタルの下地にまで影響するのでこまめなメンテナンスをおすすめします。リシン仕上げのメンテナンスは塗装で行うことが多いですが、ひび割れを起こしている場合はひびにコーキング材を充填してから表面にあらためてリシンを吹き付けます。またリシン壁の上からサイディングボードを貼って外壁を一新するという方法もあります。
スタッコ仕上げの耐用年数はおよそ10年です。メンテナンスはたいてい塗装で行います。凹凸部分にカビやコケがついている場合は高圧洗浄などで取り除く必要があります。ひび割れがある場合はコーキング材を充填してから再度表面を仕上げます。
今回は外壁の仕上げの種類とメンテナンス方法についてお伝えしました。外壁は365日おうちを風雨や紫外線から守ってくれる大切な存在です。適切なタイミングでメンテナンスを実施して長く大切に保ちましょう。外壁のことでお困りのことがあれば、ぜひマサキホームが力になりますよ!
リフォームは事前に細やかな聞き取りをすることで、お客様によりご満足いただけるものになります。
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